プロジェクトシルフィード 公式サイト アマゾン
プレイ時間:10時間+
クリア:3週くらいクリア
グラフィック:★★★★
5.1ch対応度:★★★☆ この手のゲームにしては若干迫力が無いかも。(エアフォースデルタ2と比べて)
Live:DLCは無料にしては非常に良い出来。
総評:★★★★(DLCで+☆しました)
発売前はやたらとムービー部分ばかりを宣伝+ゲーム部分の情報が殆ど出ない、動画も出ない、システムすら把握されてない、と散々。
お陰で「あからさまな地雷」と恐れられるまでに至っていました。自分も地雷踏むつもりでした。

が。実際に発売されるとゲーム部分が実にマトモに作られていたのです。そんなわけで即座に地雷撤回。
ゲーム内容は宇宙空間でのフライトシューティング。(これすら発売前は曖昧だった…というのが今回の宣伝のマズかったトコロ…)
某エースがコンバットするフライトゲーの無重力版だと思っていただければそのまんまです。
突如現れた敵に襲われて否応無しにも戦争に巻き込まれていく典型的主人公の成長を描いた典型的(ベタ)ストーリーにのせてゲームは進んでいきます。
某コンバットとの主な違いは
・多数ロックオンが可能・カットオフ(電力供給停止)しても落下しない・必殺技搭載
・無重力なため慣性がかなり働く・機銃も取替え可能・メインターゲットは戦闘機じゃなくて戦艦
・補給前提のゲームバランス・敵の数・マニューバを使っての特殊移動・
など。

多重ロックオンはこのゲームの売りの一つ。
最初から搭載されているミサイルは低性能ですが新しい武器を購入すれば最大60ロックオンなんてのも可能に。
アフターバーナーで敵郡の中を突破→マニューバで180度ターン→敵全体を多重ロック→レーダーから消える敵影
とか。なかなか爽快です。(その分手に汗握るドッグファイト成分は低下していますが。機銃も強いのでミサイル封印すれば…)
ただ、このゲームにおいては一般敵戦闘機はただのミサイルの的、となりがちなのでメインは戦艦となります。
戦艦は各種対空砲火を備え、多彩なパーツ構成、タフな装甲、おまけにミサイル迎撃なんて芸まで搭載してたり。
この戦艦(種類も戦闘機より多彩)に接近し、各種パーツを壊したり、壊さずにロケットぶち込んだり、接触ぎりぎりで機銃掃射したりするのが醍醐味です。
おまけに戦闘機だけじゃなくて戦艦まで1ステージにン十隻も出てくるので片っ端から壊し放題。補給も無制限なのでロケット撃ち放題。
1週目は武器が貧弱なので苦戦必至ですが、それ以降はこちらの武装も凄いことになるので片っ端から戦艦沈めまくる俺TUEEEプレイも可能。

マニューバ関連の操作は若干複雑ですが慣れると高速180度ターンやオート照準あわせ、左右ロールなど便利なものが多いので多用することに。
使えるようになれば従来のフライト系よりも楽なのですが使えるようになるまでの過程が長いのでやっぱり操作は複雑かも。
自分が自由に使いこなせるようになったのはプレイしてから結構経ってからでした。

無重力、という設定は結構いろんな所で発揮されています。
アフターバーナー後に急ターンしてカットオフすると前向きながら後ろに進んでいくとか。
ただ、宇宙空間での戦闘が多いため上下が分からなくなったりすることも多々あります。
レーダーも三次元的に捉えてくれないのでちょっと不便だったり。(マニューバで水平に直す事は可能)

ステージ数は16。大体20〜40分くらいで終わるので1週目はそれなりのボリューム。
ただ、どのステージも時間制限があらかじめ設定してあり、1週目はその制限に苦しむことに。
特に序盤の一部ステージの制限時間がえげつないので序盤でつまづく人が多いかもしれません。3回ぐらい失敗するとステージスキップできますが。
ボリュームとしては1週目はムービーもあり結構長めに感じますが2週目以降ムービーを飛ばすと丁度良いくらい。
ただ、本編以外のやりこみ要素が無いため、武器を全部そろえてしまったりするとその後のモチベーションがあまり続かないかも。
スコアは出るのですがLive非対応なためスコアアタックにはイマイチ向きません。
また、全てのステージにメインのミッション以外のサブミッションが用意されているのですが条件が厳しく、かつ一度出しても記憶されないので
やりこむ要素としてはいまひとつとなってしまっています。サブミッション達成しなくてもSランクが出てしまいますし。

発売前に散々宣伝されたムービー及びストーリーに関しては「お約束」の限りを詰め込みました、というようなベタベタなストーリーです。
ムービーも確かに充実はしていますが根本となるストーリーが…
そんなわけで2週目以降は全部飛ばすのが基本に。一応ムービーセレクトモードも付いてます。

トータルで見ると結構充実したゲームとなっています。
惜しむべきはLive非対応な点とボリューム不足な点。
ゲームシステムは悪くないのでコレでLive対戦が出来たら良かったのですが。あとはスコアボード。
ベタベタなストーリーはある意味安定している、と言えなくもな…
あとBGMは「アインハンダー」の作曲で有名な福井健一郎氏が手がけてます。
アインファンの人は要チェック。ゲーム的にはアイン要素ありませんが。

※追記。 ダウンロードコンテンツは無料なのが信じられないくらい良い出来です。本編の比べて難易度が非常に高いですが…
 新曲も追加されてたりボイス新録してたりと至れり尽くせり。

レビューページに戻る
TOPに戻る