>Need for Speed SHIFT ニードフォースピードシフト 公式サイト アマゾン
レビュー日:2010年1月10日
プレイ時間:15時間 (キャリアモードをクリア)
グラフィック:★★★★
5.1ch対応度:★★★★
Live:対戦、DLC。DLCのみ使用
総評:★★★★
・EAの伝統レースゲーム、ニード・フォー・スピードシリーズの一作。殆どが公道での警察車両とのチェイスゲームのシリーズですが、本作は普通にサーキットメインのレースゲーム。
・ウリは車内視点。Forza等を上回る内装の作り込みに加えて高速走行時の視点のぼやけ等を再現し、没入感を高めています。
・そのかわりと言っては難ですが、それ以外の視点はちょっとイマイチ。後方視点が1種類しかなく、近い上にやや挙動が不思議。
・ゲームシステムとしては走り方が評価されるゴッサムのクードスに近いシステムを搭載。如何にクリーンに走ったか、アグレッシブに走ったかを評価。
・他のゲームとの違いはどう見てもリアル系でありながらも「レース」ではなく「バトル」であり、クラッシュ上等という世界観。接触を悪とするリアル系レースゲーとしてはなかなか斬新。
・極めつけは8の字コースでの耐久レース。どうあがいてもクラッシュ続発ってか普通なら死ぬ。だがそれがいい。
・ガンガンぶつけて敵をスピンさせて追い抜いても、華麗に敵をかわしつつ追い抜いても評価される評価システムはなかなか快適で好きなように走れます。
・ゲームとしては擬似クードスシステムに加えて、各コースのコーナーに攻略要素があるのが良い。最適コースでのスローインファストアウトに成功すると攻略とされ、ポイントを入手できる。
・挙動はそれなりにゲーム寄りですが、大体Forza3で出来るような運転アシストのON/OFFができるので全部切ればリアル寄りにも。オプションで細かい操作性も弄れるので他ゲーに似せられるのかも。
・Forza3はアシストの有無が入手賞金額に影響しましたが、本作ではあくまで自分の好み。無理に推奨ライン切らなくても済むので初見のコースでも純粋に運転に専念出来ます。
・推奨ラインはこれまたForza3とソックリですが、加速・減速のサインは割といい加減でベストではないのが良いですね。無視した方が速い事が多い。
・車の改造・ペイント要素も有りますが改造はほぼ一直線でForza3のようなグレード制限が無いので頭使いません。
・車は実力によるグレード制限ではなく、各車毎にレベル分けされているのでレベル1の車ならいくらレベル3相当まで強化してもレベル1のまま。フル強化しない意味が無い。
・内装を改造するとドライバー視点がかなり変わるので同じ車でも何度も楽しめます。(内装変えても見た目意外変化無いですが)
・実績は個数が少なく、結構やり込み要素は有るのですが、実績に反映されない部分、されてもまとめられてしまってるのは勿体無い。
・DLCがやや高めですが、車に加えてゲーム中のレースも追加されるのでボリュームとしてはそれなり。レースゲームのイベント追加ってあんまり手間掛かってなさそうではありますが。
・車種はデフォルトでは少なめ。DLC追加でも100種類行かない。
・かなり日本贔屓。車のジャンルはアメリカ・ヨーロッパ・日本の3種類。コースも同じく。車種が多くてもほぼ日本車がなかったゴッサム3、4と比べると割合は相当違う感じ。
・なお、この手の海外製レースゲームに大抵付いてくるドリフトモードを搭載していますが、本作では割とどうでもいい感じ。プレイしないとクリア出来ないイベントもありますが。
・Forza3からシミュレーター的な制限を取っ払い、ゴッサム的なゲーム要素を加え、スピーディーで爽快・豪快な感じにしたゲーム。
・結構長い間ワゴンゲーとして降臨していたこともあり、内容の割に実売価格がかなり安め。2000円以下ならまずオススメです。車に拘らないレース好きは是非。
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