コンカー Live&Reloadedレビュー
書いてる人:マニワイタ
価格:5800円(税抜き)
発売日:2005年6月30日
Conker's Bad Fur Day
64版コンカーのリメイク版。
プレイ人数は1人でセーブデータは3つまで。
●内容
非常に愛くるしいリス「コンカー」を操作し、最悪の一日を過ごす3Dキャラクターアクションゲーム。
ジャンプやバット攻撃などのオーソドックスなアクションを駆使し、目の前に立ちふさがる敵や問題を突破していきます。
…とか書くと物凄いマトモっぽいですが実際にアクションゲームとしては非常にマトモです。
さすがレア、という感じの操作性のお陰でゲームに没頭できます。
でも、やっぱり一番のウリは64版が日本で発売されなかったほどの「過激さ」にあります。
主人公コンカーも見た目とは裏腹に現金大好きアルコール大好きのかなり黒いキャラ。
何か有るごとに火薬を使ったり放尿したりと好き勝手に暴れます。
周りのキャラも普通だったりバイオレンスだったりウンコだったりとバラエティ豊富です。
普通のキャラクターアクションを想像してると面食らうこと間違いなし。
●モード
Game1、Game2、Game3とありますがこれらはセーブ箇所の違いであって内容は同じです。
他に今まで進んだ中から好きな所を選んで遊べるチャプターモードがあります。
●グラフィック
64版を完全にリメイク。
Xboxの中でもかなりレベルの高いグラフィックになってます。
特にコンカーのふさふさの表現や様々なエフェクトなどが綺麗です。
音声が英語で日本語で字幕が出るのですがフキダシが画面に出るので読みやすく、テンポを損ねません。
●サウンド
オーソドックスな王道アクション系音楽が印象的。
ただ、たまに下品な曲が混ざるのはご愛嬌。
5.1chにはもちろん対応。
全方位からの音を感じ取れます。派手さはありませんが違和感なく導入されてます。
●ロード時間
短いですがマップの読み込み時にロードします。
ロード画面が表示されますが時間はそれほどかかりません。
ゲームを始めるまでの時間はメーカーロゴなどを飛ばすとかなり早く始めることができます。
●キャラクター
主人公コンカーを始め、見た目はフサフサしたかわいらしいキャラクターが沢山登場します。
敵もどこか可愛げのあるキャラばかり。
喋る食べ物などのキャラクターも出てきたりします。
…でもやっぱり内容はグロ&下品なのでいくら見た目が可愛かろうがやったりやられたりすることはえげつない物が多いです。
登場するも数分後には木っ端微塵、なんてのも日常茶飯事です。
●操作
左スティックで移動、Aボタンでジャンプ、Rボタンでしゃがみ、Bボタンで攻撃用意/便利ボタン、Rトリガで攻撃。
Lトリガと右スティックは視点関連で使用します。
シンプルな操作なのですぐに思い通りにコンカーを動かせるようになると思います。
ジャンプ中にAボタンでしっぽヘリコプター、しゃがみながらジャンプでハイジャンプが可能です。
その他随時キャラクターの状態によって操作方法が変わったりする場合は説明が入ったり入らなかったりします。
分からなかったら色々と触ってみることも重要です。
説明が無い場合は大抵Bボタンで何とかなります。
●難易度
オリジナルである64版からは大分下がったようですが、一般的な国産ゲームと比べるとやはり難しい、という印象。
一応ライフ制で6回まで攻撃を受けることが可能ですが一撃死も多く。
特に高所からの落下は即死に繋がるので常に注意が必要です。
オーソドックスな一撃死系のトラップも色々とあります。
逆にボス戦などは回復アイテムが割りと拾いやすいところに落ちているので攻撃を一方的に喰らいすぎて負ける、ということは少ないと思います。
ライフがなくなるとシッポを一つ消耗して再スタートすることができます。
なんでシッポ?という理由はゲーム中で語られます。
シッポが全部なくなるとゲームオーバーで死に様によって数種類のエンディングが流れますが、別にゲームオーバーになっても直前のセーブポイントから始められるので問題ありません。
●ゲームプレイ
序盤は比較的チュートリアル的な場面が多くなっています。
例えば最初の場面では高所から落ちても一撃死しませんし、敵の攻撃を受けてもダメージを食らいません。
ある程度進めると一気に自由度が増し、色々な場所へ行ってみることが可能になります。
行く先々で遭遇する問題を知恵と勇気と現金と悪事(主にコレ)で突破していきます。
場面によってはボス敵とも遭遇します。弱点を見極めて倒す必要があります。
大抵ボスを倒したりすると現金や技能を入手することができ、コレによって移動できる範囲が広がっていきます。
場面によっては乗り物に乗ったり、色々なものを動かしてみたりと通常アクション以外にもバリエーションが豊富です。
ただ、序盤からヒントがかなり少ないので若干迷いやすいかもしれません。
特に何処に行け、とか指示が出ないのでほぼ自分のカンだけで進むことになります。
また、ボス戦も同じで全くヘルプがない場合が多く、死にまくって攻略法を編み出す必要があることも。
アクションとは違った意味での難易度が高いのも特徴です。
●感想
とにかく過激、の一言に尽きると思います。
理不尽な世界観、理不尽なキャラクター、やり過ぎな表現…
アクションゲームである以前にこの過激さが最大のウリで有ると言っても間違いないはずです。
ただ単に下品でバイオレンスなだけではなく、主人公のコンカーの毒々しい腹黒さと冷静・冷淡さが痛快です。
見た目に相応しくない全く可愛げの無い声で毒を吐きまくる、なんてリスは恐らくコンカーしかいないのでは。
64版のリメイクとの事ですが64版未体験の人にとってはかなり衝撃的な作品だと思います。
アクションは色々と表現がアレなのを除けば実に基本に忠実な3Dアクション。
キャラクターとか世界観がコンカーでなければ全年齢に受けそうなオーソドックスさ。
ただ、やはり「ヒント皆無」というのはもう少し何とか…
方法さえ分かればそこまで難しいゲームではないのですが分からないがために全く進めない、という場面が多かったため、大分テンポを損ねてしまったように思えます。
それ以外は特に大きな不満は無く、アクションゲームとしても十分遊べる出来であることは間違いありません。
この手のアクションが好きな方、この凄まじい世界に惹かれるものがある方は体験してみる価値があるはずです。
Live&Coモード
パッケージにもなっているリス軍とクマ軍の戦争がテーマのシューティングアクション。
●モード
・XboxLive
XboxLiveに接続してプレイします。
プレイ内容によってポイントや勲章を獲得することが可能です。
勲章の内容によってはキャラ性能が上がったりします。
例えばグラントで敵を1000人倒すと武器の弾数が増加し、自己回復が早くなったりします。
なお、勲章・バトルポイントはLiveでのみ反映され、Bot相手などでは増えることはありません。
・システムリンク
システムリンクを使用しての通信対戦モード。
本体とソフトとテレビが複数必要です。
対戦会などを開く場合に重宝するかもしれません。
・ダンボット
オフラインプレイの場合の基本モード。
2人まで参戦可能です。
二人プレイは対戦と協力が可能。
一人プレイではストーリーに沿ってリス軍、熊軍で戦場を転々としていく「チャプターX」もあります。
・プレイヤー選択
プレイヤーの設定をします。複数のプレイヤーを作ることが可能です。
設定ではコントローラー(4種類から選択)、Bot名、アバター(スプレーマーク)等が設定可能です。
●クラス
全6クラス。
クラスごとに基本的なキャラ性能や技能、装備が異なる。
HALO等とは違い、武装は固定なので必要に応じてクラスを変更する必要も。
共通の装備
・メディカルガン
グラント、サーモフィル、ロングレンジャーが所有。
味方に撃つと撃った味方を回復することができる。
敵も回復可能かも。
・グレネード
爆発での殺傷目的のフラグ(ナパーム)グレネードや爆音や雷撃を起こすグレネードなど数種類がある。
クラスによって使用できる種類が異なるが基本的に全クラス最初から1個は所持している。
HALO等とは違い、武器の代わりに選択するのでグレネードを投げる際には他の武器との併用はできない。
状態異常系グレネードは足止めだけでなく、スナイピングする際などにも効果的。
・素手
武器などを持っていない状態。
移動速度が最も速くなる代わりに攻撃手段がなくなる。
デモリッシャーは素手にならないとジャンプできない。
グラント
一般的な兵士。
平均的な機動力で扱いやすい。
・標準装備:スターム21(マシンガン)
バースト・フルオート・ダムダム弾の3種類のモードが選択可能。
50発装填で撃ちきるとリロードにそれなりの時間がかかる。
バーストは1回に3発、フルオートはトリガーを引き続けることで弾がなくなるまで撃ち続ける。
ダムダム弾は対車両用で単発。対人にも使用可能。
装弾数がそれなりに多く、キャラクターの移動速度が速いためフルオートでばら撒くと当てやすい。
・アップグレード装備:グレネードランチャー
グレネード弾を投擲する兵器。モードは3種類。違うのは爆発までの時間。
装弾数は2発でリロード時間は長め。
爆風の範囲が大きく、敵が密集している場所では複数の敵を同時に倒すことも可能。
見た目以上に爆破範囲が大きいので近くの敵を倒す場合は自爆に注意する必要がある。
マシンガンと使い分けると良さそう。
・特殊能力
自己回復とスプレー缶が使用可能。
自己回復は使用すると一定時間素手状態になり、その後体力が最大まで回復する。
どんなに死にそうでも全快するので他のクラスより遥かに死にづらい。
素手状態になっていても移動は可能なので戦闘中に使うことも一応可能。(回復前に倒されると意味なし)
一度使用すると再度使用するまでにかなり時間がかかるので利用は計画的に。
サーモフィル
火炎放射器を装備した兵士。
混戦に強く、対車両にも効果的。
ただし、遠距離への攻撃手段が一切無い。
グラントと同じく自己回復と仲間の回復が可能。
スニーカー
カタナ装備の軽装兵。
移動速度は最速。素手でなくても速い上に素手だと物凄い速さに。
ハッキングやスヌーバ(リモコンカメラ爆弾)の使用も可能
・標準装備:ナイフ
アタックモードとディフェンスモードの切替が可能。
アタックモードは攻撃形態。攻撃ボタンをタイミングよく押すことで連続攻撃が可能。移動速度も速い。
ディフェンスモードは防御形態。攻撃ボタンを押し続けることでタメる事ができる。
溜め中は移動速度が下がるが、溜め終わった後にボタンを離すと一撃必殺の広範囲の回転斬りが出せる。出した後に目を回すのでスキは大きい。
・アップグレード装備:ダガー
突き刺しと投げの2パターン。
突き刺しはその場で連続で突き刺す攻撃。移動しながらだと普通の連続攻撃になる。ジャンプ攻撃も可。
投げは弾数無限のナイフ投げ攻撃。高威力だが弾速が遅め。
・特殊能力
クローク、死んだふり、敵のふり(アップグレード)が可能。
クロークは透明になり敵の目を欺く。
死んだふりはその場で倒れて死んだふりをする。
敵のふりはてきのグラントと同じ見た目(武器は無し)に変装する。
どれも攻撃はできず、ダメージを食らうと元の状態に戻ってしまう
デモリッシャー
ロケットランチャー装備の巨漢。
移動速度は遅いが長い射程と非常に高い火力を持つ。
アップグレードするとヘビーマシンガンも装備可能に。
戦車を操縦できる唯一のクラスでもある。
アビリティのバーサクを使えば高速化し、接近戦闘も可能に。
ロングレンジャー
スナイパーライフル命なクラス。
最初は2段階ズームが可能でアップグレードすると最大3段階までのズームに対応。
伏せの姿勢をとることで照準も安定する。
アップグレードするとマグナム装備で接近戦も可能に。
アビリティを使うとマップ上の敵の位置を調べることが出来る。
スカイジョッキー
通常状態では最弱。装備はハンドガンのみ。アップグレードしても装備は増えない。
ただし、飛行技術を持っていて強力な空中ユニットを操縦できる。
戦場によっては使用できない場合も有り。
●乗り物
全クラス何らかの乗り物を使用することが可能です。
乗り物はターミナルに申請することで使用可能になります。
・トードMk2
ジープに銃が付いたような車両。グラントとサーモフィル用。
グラントが使うと銃座が、サーモフィルが使うと火炎放射器が搭載される。。
武器は一人乗りでも使用可能。
・R-ホグ
軽量な4輪駆動車。スニーカーとロングレンジャー用。
小型で小回りが効き、スピードも速い。
左スティッククリックでブーストすることが出来る。
・タンカス
戦車。デモリッシャーが使用可能。
機動性は無いが破壊力は高い。
・スティード
戦闘ヘリ。スカイジョッキー専用。
飛行・ブーストが可能。
武装はミサイル・マシンガン・追跡ミサイル(?)の3種類。
危険になったらパラシュートで脱出することも出来る。
地味にひき逃げが強力。
・ミュール52
大型戦闘ヘリ。スカイジョッキー専用。
かなりの大きさで他の兵士の運輸にも使用可能。
Lトリガを押すと下を見る画面になり、その後Rボタンで高威力高範囲の爆弾を投下できる。
●マップ
デフォルトでは8種類のマップが用意されていて内6種類は「チャプターX」でのシナリオに使われています。
・デッドビーチ
クマ軍が待ち構えるビーチをリス軍が突破するマップ。
リス軍は3箇所の防衛ラインを破壊し、打倒クマ軍指令を狙います。
クマ軍はリス軍の作戦を妨害し、制限時間まで指令を守りきります。
某上陸作戦を髣髴させるミッションです。
・ダブルフォートレス
フォートレスと呼ばれる古い監獄が舞台。
敵の陣地から旗を奪取し、自陣に持ち込むとスコアが入ります。
リス軍もクマ軍も平等な条件での戦闘になります。
・テディシュタイン城
4箇所にある発電スイッチを奪い合います。
スイッチは2箇所はクマ軍の城に、もう二箇所はリス軍陣地に存在します。
城とリス陣地の間はケーブルカーのみで繋がれ、それ以外の交通手段はありません。
新しいスイッチの奪取と既に奪取したスイッチの防衛が重要になります。
・ナローブリッジ
雪に覆われた二つの要塞の間で地図を奪い合います。
ダブルフォートレスと似たルールですが、コチラの方がマップが広く、飛行ユニットが多く飛び交うことになります。
狙撃に適した高台や敵陣に向けられた固定砲台など色々な要素が含まれています。
・スリータワーズ
3つの塔を占領し、敵陣地のバリアを無効化した後破壊するのが目的。
3つの塔はそれぞれ離れた場所に位置し、乗り物を使わないと行き来するのが大変です。
また、塔を一旦占領しても敵軍に再度占領されることも有るので防衛する必要も有ります。
このマップも非常に広く、さらに高低差が激しいので空中からの攻撃が脅威になります。
・ドゥーン
シナリオ最終ミッション。
リス軍はクマ軍の基地に乗り込み、クマ軍の最終兵器を破壊するのが目的。
クマ軍はソレの防衛が目的となります。
リス軍は今回も3箇所の防衛ラインを突破する必要があります。
今回はデッドビーチとは違い、ハッキングでも防衛ラインを突破することが出来ます。
このマップはコレまでのマップの中では最大の規模を誇り、多彩な攻略法があるかも知れません。
・スペースシップスパモノ
シナリオとは別に用意されたマップ。
一本道の両端にリス・クマ各軍の陣地があり、敵陣に向かってエナジースフィアを持っていくのが目的。
非常に横幅が狭く、縦に長い特殊なマップなのでエナジースフィアを運ぶことが非常に困難です。
あまりに狭いので16人対戦には向かないかもしれません。
エナジースフィアは1つしかない為に今までのマップよりも戦闘が激化することが予想されます。
・ビッグフォール
コレもシナリオとは関係のないマップ。
左右対称のマップの最下層に旗が用意されるのでソレを4本の柱に立てていきます。
4本全てを自軍で占領すると勝ちとなります。
特に仕掛けなどが無いので各クラスで協力し合って旗を立てるしかありません。
●グラフィック
BAD FUR DAYと同じレベル。
少し文字の小ささが気になるかもしれません。
●サウンド
銃器はリアル系ではありませんが迫力は十分です。
5.1chも戦闘の臨場感を高めてくれます。
ちなみにオフライン版BAD FUR DAYと同じく英語音声です。
●ロード時間
戦闘に入る前のロード時間はかなり短いと思います。
ゲーム中はロードが無いのでかなり快適です。
●キャラクター
リス軍とクマ軍の各クラスごとに見た目は変わりますが同じクラスの場合同じ見た目になります。
BAD FUR DAYと違っていかにも兵士、って感じの見た目なので余り違和感はありません。
色々と喋るのですが英語で字幕が入らないのが残念。
●操作
4タイプから選択可能。
今までにFPSをやったことがある人にはとっつき易いと思います。
基本操作タイプでは
Aボタン:リロード・ターミナルなどの使用
Bボタン:姿勢の変更(立ち/しゃがみ/伏せ)
Xボタン:アビリティの使用(押し続けでアビリティの選択)
Yボタン:武器の変更(押し続けで一覧表示)
Lトリガ:武器のモードの切り替え(押し続けで一覧表示)
Rトリガ:武器の使用
左スティック:移動(クリックでジャンプ)
右スティック:カメラ移動(武器によってはクリックでズーム)
となってます。
一部クラスによっては使わなかったりもしますが全クラスほぼ同じ感じで使えます。
乗り物は左スティックで移動、Rトリガで攻撃、Lトリガで攻撃切り替え、というパターンが多いです。
武器選択は素手の次に主要武器が置かれているのが好感触。
ただ、発射モードを死ぬたびに変更しなおす必要があるのは不便かもしれません。
●難易度
BOTの難易度は3段階から設定可能。
一人での練習は腕にあわせて難易度設定することができます。
一人用シナリオモード「チャプターX」も難易度は3種類あり、一番簡単な「ルーキー」から始めていきます。
ルーキーで3つクリアすると今度は一つ上の難易度で最初から、今度は6つのマップをプレイすることになります。
そして6つクリアすると今度は最上難度でまた6つ、という流れになります。
ルーキーはそれほど難しくないのですがそれ以上になると選択したクラスによってはかなり難しくなります。
(というか特定のクラスじゃないと進めないことがあるような…)
Liveでは特に難易度設定とかそういうものは有りませんが各マップごとの勝利条件は覚えておく必要があります。
ただ単に敵を倒しても勝てないので(タイムアップになるとポイント差で勝敗が決まるマップもありますが)せめてクリアの仕方だけは覚えておきましょう。
●ゲームプレイ
各ステージミッションモード(目標達成型)とチームバトルロイヤルが選べますが多分ミッションモードがメインになると思われます。
基本的に一人ではどうにもならないバランスなので仲間と協力しながら攻めたり守ったり。
敵を倒しつつも目標達成を第一に行動する必要があります。
シングルのチャプターXは自分以外BOTなのですがそれぞれそれなりに良く働いてくれます。
ただ、自分は16人のうちの1人にしか過ぎず、BOTが勝手に勝利条件を達成したり、
逆に自分がいくら敵を倒しまくってもBOTが死にまくって先に進まなかったりと達成感がかなり薄くなってしまっています。
マップによってはBOTに頼らずイベント達成に適したクラスに変更しておくと良いかもしれません。
戦闘は全体的に大味。慎重に死なないように進む、というよりは死にまくりながら攻めまくる、という感じかもしれません。
●感想
とにかくハチャメチャな感じ。
乗り物やクラスなど色々な要素がありやることは多そうです。
ただ、それらの要素に殆どオリジナリティが感じられません…
Bad Fur Dayみたく毒々しい描写もありませんし、キャラクターもいかにも戦争モノ、という感じに描かれているので普通の戦争ゲームっぽくて残念です。
各マップはプレイヤーが皆ルールを覚えればそれなりに戦略性がありそうです。
複雑な武器切り替え、割とシビアな照準、各マップごとの勝利設定などからちょっとこの手のシューティングが苦手、もしくは初めてな人にはとっつき辛いかもしれません。
Liveでは人が集まると盛り上がりそうですが出来れば人数欠員分をBOTで補えたら…
ミッションモードは良いとしてチームバトルロイヤルは単調になりがちなのでダウンロードコンテンツによるルールやマップの追加があれば良いと思いました。
まとめ
パッケージといい、取扱説明書といい、完全に「Conker's Bad Fur Day」がオマケ扱いされてますが
実はこっちメインでもいいのでは?ってぐらいの存在感。
実にレアらしい3Dアクションに過度の刺激をミックスした凄いゲームになってます。
オフラインしか遊べない方もコレだけで十分楽しめると思います。
ボリュームも結構あるのでオススメです。
難易度は高いですが解き方さえ分かれば後は努力でなんとでもなるのでむずかしめのゲームが欲しい方にも。
Live&Coモードはメインとして扱われていますが少々パンチが弱いかも。
個性豊かなクラスやバトルポイントシステムなど色々と要素はあるのですが…
このゲームにしかない要素が余り無いのでBad Fur Dayと比べると地味であることは否定できません。
マップによっては非常に自由度が高く、ラグも少ないので今後のダウンロードコンテンツでの発展に期待です。
どちらのモードも完全に内容が違うのですが、どちらかにでも興味が有るのならば体験してみる価値があると思います。
個人的にはConker's Bad Fur Dayが衝撃的でした。
可愛くて下品で毒々しさタップリの世界に浸りたい方は是非。
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