普段FPSやらサバゲやらやっていれば実銃にも興味が湧くというもの。
そんなわけでグアムに射撃しに行ってきたのでその簡易レポでも。
ちなみに一人旅でした。


■事前編
●なんでわざわざ海外に行ってまで撃とうと思ったの?
エアガン情報サイトハイパー道楽さんのコンテンツ、グアム実弾射撃ツアーに影響された、というのがほぼ全てです。
よって、未読の方はまずハイパー道楽さんのツアー記を読んだほうが為になります(ダメじゃん)

●なんでグアムなの?
日本から近くて費用が安く、それでいてライフルを含めた実銃を撃てるとなるとグアムが一番手軽だからです。
あとついでに南国リゾートでもあります(メインは射撃)

●グアムにある屋外射撃場
自分が行ったのはGOSRですが、グアム内に3箇所の実弾射撃場があります。それぞれの特徴は(ネット調べ)
World Gun
銃の種類が圧倒的、大量に撃たない限りは弾薬が高価、タクティカル系には不向き。ガンマニア向け。
CQB Guam(旧名TORI及びTOS)
射撃の自由度が一番高い。タクティカルトレーニング向き。銃は種類にやや偏りがあるか?カード払い不可。
GOSR
一通りの銃が揃い、新しい銃の比重が大きい。弾は比較的廉価。専用のコース以外はタクティカル要素は無い。
事務所とレンジ併設のため弾の追加が楽。HPが分かりやすい。

と、割と個性があります。(GOSR以外はネット調べ)
撃ちたいマイナー銃が多い、または大量に撃つ、というのであればWorld GUN、
銃の種類に拘らず実戦的なトレーニングがしたいならCQB GUAM(TORI)、
とりあえず一通り触りたい、もしくは拘りが無いならGOSR、という感じでしょうか。
自分はとりあえず有名な銃から新し目の銃を一通り撃ちたかったのでGOSRにしました。タクティカル要素については後述。

●なんで屋外射撃場なの?
室内射撃場の場合、
・再利用弾が使用される場合がある。(一度撃った弾を回収し、火薬を詰め直した弾)
 弾代が安くなる代わりに反動が減ったり、弾が真っ直ぐ飛ばない等のデメリットが大きい。
 (グアムの屋外射撃場は全て工場出荷の弾を使用)
・撃てる銃の種類が少ない(場合が多い)
・的への距離が近い
・銃が鎖に繋がれている場合がある
・弾込めをさせてもらえない場合がある
・大型のライフル等が撃てない場合がある
・立射しか出来ないのでタクティカル要素はほぼ無理
・そもそもホテル街の室内射撃場については一部を除きあまり良い話を聞かない
などなど。自分は結局室内射撃場には行かなかったので比較は出来ませんが、
どうせガッツリ撃つなら屋外のほうが良さそうです。
逆に、グアムの屋外射撃場はどれも移動に時間がかかるため、手っ取り早く射撃を体験したい、
というのだけであれば室内射撃でもいいのかもしれません。

●渡航準備(予約)
その1 パスポートを用意する(発行に時間がかかるので注意。行くと決める前から作っておくのもアリ。)
その2 適当な旅行代理店をハシゴしてグアム旅行パンフをかき集めて、良さそうなのを申し込み
   (ネットを使って調べたりしても可)

とりあえずこの2点だけ押さえておけば行くことは行けます。
自分は近くにあったHISのロクにオプションの付かないセール品をチョイス。
あとは、日程が確定したらそれぞれの屋外射撃場に電話やインターネットで予約を行います。
基本的に屋外射撃場はどれも要予約。レンジと事務所併設のGOSRは思い立って寄っても対応出来るみたいですが、
せっかく行ったのに撃てなかった、とならないように事前に予約しましょう。

GOSRの場合だと
・まずはHPからネット予約。
 心配であれば日本の予約センターに電話で確認すると混み具合や料金プラン等について教えてもらえます。
・ネット予約の場合、メールで仮予約及び本予約の連絡が来ます。
・一人で行く場合、事前に親族からの承諾印付きの誓約書の準備と、親族への電話確認が必要になります。
 なお、確認の電話は申込者にかかってきました。
 誓約書は現地に持っていくのを忘れないように注意しましょう。

後は必要に応じて旅行保険への加入や、レンタルWifiの予約、射撃以外のアクティビティの予約なんかも忘れずに。
携帯電話やネットを使うのであれば、海外での使用方法も要確認です。

■撃ってきた編
1日目
送迎を頼んでいたため、朝にGOSRの方にホテルロビーに迎えに来てもらう。
送迎は9時との話だったのですが、複数のホテルを回るため、8時45分位には出発しました。
ギリギリまで朝の時間を活用したい場合は注意が必要かも。準備に慌ててうっかり誓約書忘れかけました。
その後1時間弱掛けて車でGOSRへ。この時は道路工事で停車したりしていたため、何も無ければ40分くらいかと。
タロフォフォの滝に行くのと同じ海沿いのルートなので、それなりにリゾートドライブが満喫できます。
到着後はまずコースの確認と銃の選択。
自分は新プロフェッショナルコースとオーダーメイド500コースを選択。$1200。
これにオプションでナンバープレート1枚とビデオ撮影で$95。
でもってレンジ使用料$10と、送迎$10の計$1315。
新プロフェッショナルコースは満遍なく色々な弾が撃てますが、銃は各1種。
100発ずつ撃てる9mmと.45ACPが1種類では勿体無いのと、せっかくならデザートイーグルとか
バレットとか撃ちたいので主に銃の追加用でオーダーメイドを追加しました。
なお、こうすると使う銃が多くなるため、事前に使う銃のリストを作っておくべきです。
後はリストは英語で作っておくとなお良し。どうせ元が英語なので。

そんなわけで撃ったのは
■9mm 100発
・ベレッタ92FS
・ベレッタPX4ストーム
・H&K USPフルサイズ
・グロックG17
・H&K O7M8
■.45ACP 100発
・COLT M1991A1
・IMIジェリコ ベビーイーグル.45
・H&K HK-45
■.357Mag 12発
・S&W M686/6インチ
■.44Mag 12発
・スタームルガー NEWスーパーブラックホーク/7.5インチ

■.50AE 3発
・デザートイーグル.50AE
■.500S&W Mag 1発
・S&W M500
■.45LongColt 18発
Colt S.A.A. 7.5インチ

■7.62mm×39ロシアン 20発
ルーマニアンAKM
■5.56mmNATO 40発
・SCAR 16S

・ベレッタ ARX-100

■5.7mm×28 10発
・FN 5-7 USG

■7.62mmNATO 10発
・SPRINGFIELD M1A

■7.62mm×54R 5発
・ドラグノフ NDM-86

■.50 BMG 1発
・バレットM95

■.12GA 10発
・レミントンM870Express Mag.

これで、$1300分。実際にはAKMの弾薬を本来$20サービスのところ、$25分してもらっています。
感想的な物は
・ハンドガンの弾込めが意外と大変。ライフルは上から押すだけで入れられるものの、ハンドガンは下の弾を押さえながら
 押しこむので指が疲れます。
・9mmはどれも撃ちやすいし、近距離の的だったのでよく当たった、のですがグロッグだけ手が痛い。
 反動が強いのか、グリップが手に合わないのか。エアガンではG18Cがメインなのでよく握っていたのに。
・9mmですらガスガンとは次元の違う反動が。マガジン部分をハンマーて鋭く叩かれているかのよう。
・P7M8を撃ったのは「ヨコハマ買い出し紀行」のアルファさんが使っていたからです。(ドミーハー)
 他のハンドガンと比べてコンパクトですが、反動はほぼそのままなので体感的にはよりジーンときます。
 ガバメントもグリップセイフティが有りますが、P7のスクイズコッカーはガバメントとは違い、意図的に握りこまないと
 解除されないのが印象的でした。
・45口径はXDMが故障していて撃てず。9mmの後だと反動の大きさに戸惑います。9mmが手首までの反動だとすると
 45口径は肘くらいまで来る感じ。
・銃ごとの差は9mm以上に感じませんでした。と言うか短期間に色々撃ちすぎてマヒってました。HK45はサイトが見やすい。
・ファイブセブンは銃が軽く、そして反動も軽くてとても撃ちやすい銃でした。これで貫通性能が高いってのは恐ろしいモノです。
 これは弾がライフル弾形状なので装弾も楽。
・シングルアクションアーミー及び357マグナムは共に45口径と同等か、少し反動が強いくらい。
 思っていたより楽に撃てました。SAAはイマイチ左手の位置が決まらず持ちづらかった印象。
・44マグナムから急に反動が強くなります。構えて撃っても銃が額くらいの高さまで持っていかれます。
 手首への負担も大きく、この辺りで手首が痛くなってました。銃も大きくなり、持ちづらさも増していきます。
・デザートイーグルからは本格的に「撃てるだけ」の銃に。到底リコイルコントロールとか出来たシロモノではありません。
 一発撃つ毎に手首を明らかに捻りすぎていて撃つだけで割と痛い。あと近距離でも当たらない。
・M500はそのサイズ、重さ、弾のデカさ、どれを取っても(射手にとって)恐怖的な銃です。
 撃った後に強烈なノックバックがあり、手首が痛むは支えていた左手は一瞬銃を離れるわ(幸い銃は握っていられましたが)
 狙った的にはやはり当たらないわでキツかったです。一発は記念に撃ちたいけど、二発目は撃ちたくない銃です。
・ライフルはM4カスタムを撃つ予定でしたが当日無くてARXに変更。ライフル系はHP掲載の写真とオプションが全然違っていて、
 SCARにはEOTECHのホロサイトとマグニファイア、それにトライポッドグリップという組み合わせでした。
 ARXは等倍のホロサイトのみ。ホロサイトとマグニファイアの実物まで触れてラッキーでした。
・ちなみにSCARはやや重みがあるものの、リコイルは小さく、ホロサイトのおかげも有ってよく当たりました。
 ただ、マグナムからM500の流れの後だったため、すでに腕がプルプルしており性能を生かせなかった感があり。
 いくら銃とはいえ、最終的に必要なのは筋肉だと実感させられました。
・ARXはSCARを更に軽やかにした感じのフィーリング。とても撃ちやすかったです。
・AKMはリコイルはともかく、撃った後の反動がおもいっきり肩に来る肩叩きっぷりが印象的でした。
 SCARやARXがいかに先進的なのかを体感しました。
・M1A、つまりM14の民間用。弾がSCARより大きいわけですが、肩への衝撃が凄まじいです。
 コレをフルオートで撃とうとした人たちは凄い。なお、アイアンサイトしか無いため非常に狙いづらい上に、全く当たらず。
 色んな意味で上級者向けです。
・ドラグノフはこの日撃った銃の中で一番反動が強い、言い換えれば肩が痛い銃です。
 しかしながら付属のスコープのお陰もあり割と命中率は良く。スナイパー気分を堪能できます。
・M870は大きさの割に反動は少なく、ポンプアクションも軽く連射しやすかったです。
 手元にあるクラウンモデル スーパーSSIIよりちょっと重いくらい?クラウンモデル、意外と良い出来。
 射撃にも慣れてきていたので適度に連射してましたが撃つたびに煙を上げて飛んで行くショットシェルが爽快です。
・最後に撃ったのがバレット。ドラグノフの後だと、実はそんなに反動が有りません。
 ただし、明らかに他の銃と一線を画する「ズッ…ボォーン」という射撃音は流石に迫力があります。
 どちらかと言うと、撃ってる人の近くにいるほうが、衝撃波が発生してビビります。撃たなくても、一度射撃に立ち会ってみるべき。

そんな感じで、300発以上を撃ちまくり。
なお、こんな撃ち方している人はどうやら稀みたく、殆どの方はファミリーコースとかベーシックコースを撃っていたようです。
というのも、自分が撃ってる間に結構な人が来たり帰ったりしていたので。
そうなると、送迎のタイミングもあるのか、大量に撃ってる自分は結構待ち時間がありました。
それなりに疲れていたのでちょうど良かったといえば良かったのですが。
ホテルに戻ったのは確か午後3時頃。予定より大分早く帰れたので、やろうと思えば遊び回れる時間帯でした。
もっとも、その後は入念に筋肉痛対策をした後に土産物の買い出しにKマート(ホームセンター)に行って、メスクラドスでバーガー食べてもっかいKマート行ってと、
割と充実した一日を過ごせたのですが。ナイトライフ?何それ。

(写真はローディング後の各マガジン。)

2日目。
2日目もGOSRへ。
グアムへ行く前は2日目もGOSRにするか、TORIでタクトレ的な事を行うか迷ったのですが、自主的なタクトレなら(エアガンで)日本でも出来る!
ということでGOSRの陸軍レンジャーコースにトライ。
ホテルでのピックアップは前日より更に早く8時30分頃。回るホテルの数が多ければ多いほど早くなるみたいです。
相変わらず南国風情溢れる道を通ってGOSRへ。
この日の銃のチョイスは
■9mm 100発
・SIG P226 RAIL
■.45ACP:100発
・KIMBER SIS
■5.56mmNATO 80発
・メーカー不詳 M4タクティカルカスタム


お値段はレンジャーコース$750にSISのレンタル料+$15、初日同様レンジ使用料と送迎費、DVD撮影を付けて$865。
2日で約$2200。円安がキツい。

レンジャーコースの内容は
ハンドガン編
・9mm及び.45ACPをそれぞれ10発、8発ずつ装填したマグを複数用意
・撃つ位置を変えながらスチールプレートに単発及びダブルタップで打ち込む(3位置)
・ドア風のバリケードの左右からスチールプレートにダブルタップ
・前方左右近距離に置かれたペーパーターゲットを交互に撃つ
・↑のペーパーターゲットに歩いて接近しながら2発ずつ撃つ
ライフル編
・レンジでの立射及び肘を付いての依託射撃各20発
・遠距離ターゲットへの歩いて接近しながらのダブルタップ及び後退しながらのダブルタップ40発
メンテ編
・使用したP226、ガバメント、M4のフィールドストリッピング(工具を使わない範囲での分解)及び組み立て各2回

というような内容でした。全て元陸軍レンジャーのJOE氏とのマンツーマンでの行程になります。
SIG P226は最近のサバゲでの愛銃なので実銃を撃てた上に、サバゲで使っているBlackHawk!のホルスターに実銃を通せて至福の限り。
P226 Railとの事ですが、おそらくはガスガンにもなったP226E2が発売されて移行、普通のP226 RAILのグリップもE2のサイズになったと聞くので
実際に使用したのはこの後期型のRAILかな?とは思います。とても使いやすい。
前日とは違い、複数の的を連続的に狙ったのと、ダブルタップ(2連射)を多用した、後は移動後に撃った、というのが主な違い。
45口径のダブルタップではかなり当たりづらくなるのがよく分かりました。要練習と腕力。
歩きながらの射撃は実質4発しか出来なかったのはやや残念。
このコース、すごい勢いで弾を消費するため20分程度で200発の弾を使い切ります。味わうには不向き。

ライフルの方は多量のMAGPUL製オプションパーツと、実物ACOGサイトが搭載されたタクティカルな物を使用。レシーバーの刻印調べ忘れました。
PEQは中身が空っぽだったのでレプリカなのか、それとも実物から抜いたのかは不明。多分前者。
ストックがMagpul PTSなんですが、PTSって実銃用でしたっけ…
立射とテーブルでの射撃は前日もやっていますが、歩きながらの射撃は難しい。
前を見て足の運びを気にしつつ歩き、さらにサバゲでの有効射程を超える距離での反動ありでのダブルタップ、と頭と体が追いつきません。
サバゲではもっと重いHK416+M320で走り回ったりしているはずなのですが、やはり実弾の重みは違います。

で、射撃は以上。280発も撃っておきながら、射撃時間は1時間にも満たなかったと思います。
その後は使用した銃を解説等しながら分解と組み立て。
SIGは流石というか当然というか、マルイのと同じ手順で分解出来て改めてガスガンってよく出来てるなぁと感心。
JOE氏は「P226R」の「Rail」を「Romeo」と言っていましが、実にソレっぽくて良いので真似していきたい所です。
Kimberの中身はおそらく通常のガバメントと同じだとは思うのですが、ガスガン持ってなかったので新鮮でした。
M4もMAGPULのThe Art Of Tactical Carbineの中でクリス・コスタ氏が詳細な分解洗浄解説していたのである程度は中身を知っていたとはいえ、
実射直後のカーボンで汚れたM4をバラす、というのはなんとも貴重な体験です。

以上が陸軍レンジャーコースでしたが、GOSRのHPにあるような
「通常のお客様扱いではなく、ミリタリーモードの号令と規律で気力・体力の限界に挑んで頂くレクチャー付き。」
だったかと言われると、全くそんなこと無かった。という感じではありました。JOE氏すごく優しいですし。
どちらかと言うとデカイ銃撃ってた初日の方がきつかった。
ライフルの時は結構指摘が入ったのですが、ハンドガンについてはあんまり指摘も受けず。
フィールドストリッピングについては時間を掛けて、色々解説しつつ丁寧に教えてもらったのでどちらかと言うと取り扱いの専門性が高かった感も。
「俺はアーバンプローンしながらタクティカルリロードしたいんだ!」とかいうタクトレ勢向けでは無いかもしれません。
ちなみにこのコース、内容としては全15回分有って、手軽なのから順に行うため、次回行けば今度はレベル2、となっていくようです。
なので次回以降は場合によってはニーリングやプローン、各種リロードなんかも有るのかもしれません。
正直な所初めての射撃には正直向かないコースだとは思いますが、せっかくならホンモノに教えを請える、というのはそれはそれで貴重かなと。
個人的には初日にバラエティを抑えていたので、一番撃ちたかったSIGをバンバン撃てたのと、まさかのACOG搭載なタクティコーなM4をバンバン撃てた上に
普段使っているSIGやM4までバラせた、ということで割と充実していました。弾代+$120ならアリかと。
ちなみに、教官のJOE氏はあんまり日本語分からないようですが、すご〜く噛み砕いた英語を使ってくれるのでそんなに英語出来なくてもなんとかなるとは思います。

なお、この日もやや待ち時間は挟みましたが、結局ホテルに帰ったのは午後2時頃でした。両日とも遅くなる見込みが外れ、やや時間持て余した感。
予定に無かった海に行ったり、近所で土産物を補充したり、ホテルでタブレットの動画見たりして一日が終わりました。
射撃以外にも時間が余ったらやることを想定しておけば良かったとも思わなくもなかった一日でした。

(Gosrでは射撃が止むとちょくちょく野生のブタが群れで餌を探しに来ます。かわいい。)

■アレコレ
●グアムに持って行って正解だったもの
・ミリタリーコスチューム(サバゲ用)
・ベルトとホルスター
この辺りは趣味ですが、満足感を得るには重要かと。
グアムは気温が25°〜30°くらいになることが多そうなので、やや熱いですが。
一日中着るならタクティカルシャツタイプがオススメ。
ホルスターは実銃対応品を所有しているなら実銃を通すチャンス。
色々な銃を撃つのであれば汎用タイプの方が良いかも。
なお、実銃用ではない物を持って行って使えなくても知りません。
(レンジでレプリカの話をしたら「日本にはホンモノじゃないのが有るんだってさ!HAHAHA!」的なノリでした。)
なお、自分以外のGosrに来ていたお客さん達はほぼTシャツに短パンでサンダルとか、日本での普通の格好だったことをご報告しておきます。
撃ちまくってると腕に火薬が付くので、半袖はともかく、汚したくない長袖はやめておいたほうが良さそうです。

・ミリタリーブーツ(ANNOBON6
BatesのANNOBON6を履いて行きました。明らかに気合い入り過ぎな空回りチョイス。
グアムは雨季は雨が振りやすく、急にザっと降ったりするので雨に弱い靴だとやや不便かも。
その点、雨に強くてそこそこの通気性があり、かつギリギリ普段履きにも使えるANNOBONは最適でした。
無論射撃でそれっぽくなる、というのが一番ではありますが。
試した所、短時間であれば海岸でも歩けました。さほど歩いていないので快適に歩けるかは不明。

・サングラス(SUOMY サングラス SU-001モデル)
射撃してると割と頻繁に薬莢が顔に飛んできます。
射撃場でシューティンググラスを借りることも出来ますが、晴れると眩しかったりするので
色のついたサングラスの方が利便性が色々と便利かと。(色のついたシューティンググラスでも可)
自分が使用したのはバイク用のモデルでしたが、目との間にスキマの出来無いモデルだったため、
安全性は抜群でした。ただし、付けっぱなしだと曇ることがあるので曇り止めは事前にしておいて正解でした。

・スリッパ
流石にホテルの部屋でブーツはキツイので。現地でビーチサンダル買うのも良いかも。

・タブレット(Nexus7
泊まったホテルが安宿だったためか、死ぬほどテレビがつまらなかったです。
(過去に利用した海外のホテルだと無駄に沢山チャンネルのあるCATVに加入してる事が多かったので)
ローカルの観光紹介番組はすぐローテーションし、NHKは映るけど教育系、スポーツはゴルフばかり、映画も無し。
そんな中で、ホテル内で時間を潰すとなると寝るしかなくなるため多目的に使えるタブレットは重宝しました。
電子化した観光ガイドブック入れたり、電子書籍読んだり、動画見たりネットしたりと八面六臂の活躍を見せました。
空港や飛行機内でも使えるのでゲーム機やノートPCと言った荷物を減らす意味でも有効かと。
また、旅行関連の書類を片っ端から電子化して、端末やクラウドに上げておくと安心感が段違いです。
スマホで代用出来なくも有りませんが、やはり書類や書籍、動画なんかはタブレットの方が便利です。

・スマホ
ホテルではタブレットが便利でしたが、やはり移動中はスマホが必須です。
回線の確保さえできていれば料金を気にせず国内同様に使えます。
主にマップと、土産の要望確認のためのメールと、食事処を探すためにTrip Advisorを使用。
Trip Advisorは割とマップが間違ってる事があるので注意が必要です。(近場のレストランだと思ったら遠かったり)

・USB充電器(Anker 40W 5ポート USB急速充電器 ACアダプタ
グアムの電源は形は日本と同じですが、電圧が日本より少し高いです。
ガイドブック等には「短時間なら日本の家電も大丈夫、長時間なら変圧した方がいい」と書かれていますが、
そもそも短時間の定義がイマイチ分からない上に変圧器は邪魔です。
そこで、どうせUSB経由で充電できるものしか持ち歩かないのであれば、海外対応のUSB充電器が1つあれば事足ります。
このAnkerのは軽い・安い・高速・小さい・見栄え良しと普段使いにも便利なのでオススメです。
なお、唯一USB充電が不可能なカメラだけは複数のバッテリーを携帯して対処しました。そこまで使いませんでしたけども。

・デジカメ
せっかくの実銃なので是非写真を取りたいものです。
撃った感触は時間が立つとすぐ失われてしまうので、できればビデオも撮っておいたほうが後々後悔しないかと。
一人でいろんな種類の銃を撃ってると割と忙しくて感想とか残せないので。
(自分はビデオはGOSRのサービスに依頼し、撃っていないヒマな時に写真取ってました)
動画には残っているのですが、ハンドガン類の写真がほとんど残っていなくてかなり後悔。ぐぬぬ…

・カナル型イヤホン(SHURE SE215 Special Edition
飛行機の中が非常にうるさかったため、耳栓兼イヤホンとして大活躍。
日本人の機内マナーがこんなに悪いとは思っていませんでした…

・筋肉痛対策の薬(ゼノールチックE
「銃を撃ちまくると筋肉痛になる」と聞いていたのでスティックのりみたいな塗るタイプのものを持参。
貼り薬はともかく、液体タイプだと手荷物にした時に手荷物検査で引っかかるので要注意。
実際、9mmだけならともかく、大口径のマグナムやライフル類だと普段あまり使わない筋肉をモリモリ使うので筋肉痛になりました。
また、ライフルやショットガンは肩を強く打ち付けるため、ずっと撃っていると打撲に近い状態になります。
このため、連日にわたって射撃する場合やその他スポーツも楽しみたいのであれば、持っておいて損は有りません。

●持って行かなくても良かったもの・必要のなかった物
・ニーパッド
・グローブ
・マグポーチ類
ココらへんも個人の趣味になるかと思いますが、グローブは安全管理上かあまり歓迎されていない感じがありました。
(射撃場HPでも注意書きがあるくらい)
ただ、44マグナム等、素手ではグリップしづらい銃もあったので事前に報告して使うのもアリかとは思います。
ニーパッドは純粋に使うシーンが全く有りませんでした。ニーリングさせて欲しい!と主張すれば使えるシーンも有るかもしれませんが。
マグポーチも使わず。ただし、フル装備で写真撮りたいとか、そういうシーンでは使えると思います。
ココらへんをフルに活用したければ、TORIに行くべきでしょうか。

・レンタルWifi
実際にはかなり使用したのですが、3時間程度と短い電池寿命、そこそこタイトな使用容量制限(3日で400Mでした)と
割と用途を制限されます。(モバイルバッテリーやAC充電を使えば電池寿命は無視出来なくもないですが)
そして、値段が安いのがウリですが、レンタル日数は出発日と帰国日も含むため、夜出国・朝帰国だと
ほぼ2日分無駄になり、実は携帯電話各社の海外版パケホーダイ的サービスの方が安くなる、なんてことも。
空港はフリーのWifiが完備でバスや店舗も多くはWifi完備。ホテルも安くWifiを借りることが出来たため、
それらを駆使したほうが安く上がった感があります。
もっとも、パケ死しないという安心感を買ったとも言えなくは無いのですが。

・2個のモバイルブースター
一個は必須かと思いますが、上に挙げたAnkerの充電器で常に充電が出来る状態にあったため、全く使わず。
ただ、スマホやタブレットをカメラ代わりにするのであれば必要かもしれません。

・虫除けスプレー
1日目はつけ忘れ、2日目はきちんと使ってから外出しましたが、両日とも少しずつ刺されました。
最近は色々と伝染症が流行しているので必須といえば必須なのですが、スプレーだと場所を取る上に
輸送が面倒なのが考えものです。
ベープマットとか、貼るタイプとかにしておいた方が荷物が空きそうです。

・ドル紙幣
ガイドブック等にもある通り、ほぼクレジットカードだけで生活が可能です。
多分、紙幣が必要なのはホテル清掃のチップとか、それくらい。
後は空港にあったマッサージチェアとか…
自分は小さな店では使えるか確認するのが面倒だったので紙幣を使用しましたが、
おそらくはカード使えたはずなので、きっと3泊4日なら200ドルも有れば十分足りるんじゃないでしょうか。
(地元のローカルなレストランとか、出店の類を利用する場合は別として。)

●持っていくべきだったもの・要素
・マスク
機内がやたらと乾燥していたので。

・筆記用具(手持ち)
機内で書類記入したりするので。かばんの奥に仕舞っていると割と面倒でした。

・Bluetooth キーボード
帰国してコレを書いている時点で、当日の射撃の感覚は結構忘れてしまっています。
なのでせっかくならホテルでヒマしてる時に感想を書いておけば良かったなと後悔。
別にキーボードじゃなくてノートPCでも可。

・射撃以外の予定
予想以上に射撃が終わるのが早かったため、割と時間をもてあそびました。
1日目は買い物があったので割と忙しかったのですが…
時間が余ったらこれをやる!というのを決めておくと良いかと思います。

・レンタカー&自分以外の誰か
2日目に時間が余った時に一番やりたかったことは「第二次世界大戦時の史跡めぐり」だったのですが、
流石に足が無いと無理だったので諦めました。免許は短期間滞在ならば日本の免許が使えます。
海やショッピングをメインにするならば必須では有りませんが、それ以外であればあった方が何かと便利です。
あとは一人旅でいきなり右ハンドル右車線はちょっと…ということでレンタカーを諦めたりしていたので、
度胸に自身がない限りはやはり誰かしらと一緒の方が無難かなとは思います。たぶんソッチのほうが楽しい。


以上、グアム実弾射撃レポートでした。
普段ゲームしたり映画見たりして、興味を持って調べていくと無駄に知識だけが蓄えられていくものですが、
実際に撃ってみることで色々と実感が持てますし、何より楽しいです。
さすがにこんなに何千ドルも撃たなくとも楽しめると思うので機会が有れば是非。


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